2012.08.07(Tue)〜2012.09.23(Sun)

Feature Exhibition 5F

市民からのおくりもの2012

市民からのおくりもの2012

 

東京都江戸東京博物館では、平成13年度(2001年度)から、前年度に収集した資料を紹介する展示を行っています。この展示では、新規収蔵品を迅速に一般公開することにより、博物館の最新の資料情報を提供し、博物館の資料収集活動に対する都民の理解を深め、また、寄贈者等に謝意を表することを目的としています。

平成23年度(2011年度)は、寄贈、購入あわせて3,000点を超える資料を収集しました。寄贈者は22名にのぼります。本展では、その中から特筆すべき資料を厳選し、約200点を公開いたします。

開催概要

会期 2012年8月7日(火)~9月23日(日)
会場

江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間 午前9時30分~午後5時30分   土曜日は午後7時30分まで
(入館は閉館の 30 分前まで )
休館日 8月20日(月)・8月27日(月)・9月3日(月)
※8月13日(月)・9月10日(月)・9月17日(月)は開館日です。
主催 東京都 東京都江戸東京博物館
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料

 

※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

※次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

 

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)

 

※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。

展示構成および主な資料

展示構成

収集した資料を近世から近代へ時代順に展示します。
1.絵画に描かれた江戸
2.版本、文書に記録された江戸
3.江戸の装い
4.江戸から東京へ
5.関東大震災
6.モダン東京
7.戦時下のくらし
8.戦後の東京

 

小笠原諸島関係資料

2011年(平成23)6月に世界自然遺産に登録された東京都の小笠原諸島は、都心から約1,000kmの南方に位置し、固有の自然や歴史を見ることができる。小笠原諸島の帰属をめぐり、江戸時代後期から明治時代にかけて、イギリスやアメリカの動きが活発になる中、江戸幕府および明治政府は、小笠原諸島領有を目的とした調査団を派遣し、1876年(明治9)、明治政府は、小笠原諸島の領有宣言を行った。
本展では、江戸時代後期の小笠原諸島調査の様子を伝える絵画、および、1875年(明治8)年に派遣された調査団への「出張命令書」とその報告書である「復命書」を展示し、小笠原諸島の歴史の重要な一場面を紹介する。

 

「小笠原島着手ニ付取調命令書」 部分

「小笠原島着手ニ付取調命令書」 部分

「小笠原島着手ニ付取調命令書」 部分

「小笠原島着手ニ付取調命令書」 部分

 

「小笠原島調査画帖(父島 二見港・咸臨丸)」

「小笠原島調査画帖(父島 二見港・咸臨丸)」

「小笠原島調査画帖(母島 南手之山上喫午飯図)」

「小笠原島調査画帖(母島 南手之山上喫午飯図)」

 

東京空撮写真

これらの空撮写真は、建築写真家として活躍した佐藤翠陽(さとう すいよう)氏が1954年(昭和29)~1957年(昭和32)頃に撮影したもので、総数およそ200点が昨年度、当館に寄贈された。
写真が撮影されたのは、戦後の復興期から高度経済成長期へと移行する時期にあたり、その中で刻々と変わりゆく東京の姿が、精緻に写し込まれている。全て大判フィルムで撮影されているため、看板の文字すらも判読でき、まるで当時の東京を空中散歩しているかのような気分で見ることができる。
浅草寺の本堂は未だ再建中で、渋谷の駅前には真新しいデパートが建ち、銀座では高速道路の代わりに、かつて江戸城の外濠であった水路が延びる。そんな、今は見ることの出来ない貴重な東京の記憶をお楽しみいただきたい。

 

浅草  1954年(昭和29)9月19日 佐藤翠陽/撮影

浅草
1954年(昭和29)9月19日 佐藤翠陽/撮影
浅草寺本堂は建設中で、その前には仮本堂がある。

渋谷駅  1954年(昭和29)11月29日 佐藤翠陽/撮影

渋谷駅
1954年(昭和29)11月29日 佐藤翠陽/撮影
画面右手には空き地とバラックがいまだ残る。

 

銀座  1954年(昭和29)11月29日 佐藤翠陽/撮影

銀座
1954年(昭和29)11月29日 佐藤翠陽/撮影
画面上部には埋め立てられる前の数寄屋橋が見える。

関連事業

ミュージアム・トーク(当日受付)

企画展「市民からのおくりもの2012」みどころ
*学芸員による展示解説です。お気軽にご参加ください。

日時 8月24日(金)・8月31日(金)・9月7日(金)・9月14日(金)
16時から30分程度

 

関連ワークショップ 「博物館の仕事を体験してみよう」

みなさんの持ち物(カバン・時計・ハンカチなど)を博物館の資料にみたて、資料情報カード(資料台帳)を書いてみましょう。また、ワークシートの問題に答えながら、資料の管理方法や企画展「市民からのおくりもの」に展示されている資料について学びます。

日時 8月9日(木)
①11時~11時50分、②13時30分~14時20分、③14時30分~15時20分
場所 常設展示室5階体験コーナー、第2企画展示室
対象 小学校4年生以上(2人1組のペアを組んで体験していただきます)
定員 各回10組(20名)
※申し込み不要。先着順(各回開始時間の10分前から受付を開始します)定員になり次第締め切り。
※参加無料
所要時間 50分程度